お久しぶりです。
だいぶ前に某鉄道イベントで運賃表示器を購入してしまいました。
#イシノマキセブンティーンアイス pic.twitter.com/E4s78JBwc1
— あきー (@akkkix) 2015年10月4日
制御方法が分からずしばらく放置していたのですが、久しぶりに動かしてみようと思ったので色々書こうと思います。
ハードウェアに関する知識は皆無にほぼ等しいので間違っている点等があるかもしれませんがお許しください。
正攻法的に運賃表示器の入力線を使う→挫折
この運賃表示器はどうやらレシップという会社の製品のようですがgoogle先生に聞いてもはっきりとした答えが出てこない。
調べ方が悪いのかもしれませんがこの手のものは情報が出て来辛いと思ったのでここであっさりと諦めました。
(ここまで去年)
(ここから今年)
久しぶりに運賃表示器を眺めてたらすすのようなもので隠れている型番のシールを見つけた。早速検索してみるも情報がない。
諦めてから結構月日が流れ気づいたら三月になってた。再び動かしてみようと言う気持ちになり、情報収集をしてみる。
そういえばこれ由利高原鉄道のやつだったよなぁ思い、適当に調べてみた。
運賃表示器の在りし日の姿がみつかる
由利高原鉄道YR-1500形
こことか
この動画の00:58らへんとか
この動画の00:36らへんとか
上部のマトリクスLED、赤緑の2色だったんですね。ずっとオレンジの単色だと思ってました。
マトリクスLEDの部分だけでもうごかせないか
運賃表示器の情報を収集してるときに見つけた動画を思い出した。
京急ファミリー鉄道フェスタ2014で購入した2100形の車内LEDをArduinoで制御してみました。 制御方法が不明なためLEDモジュール自体を制御しています。
なるほど、制御方法分からないしいっそのことマトリクスLED単体で動かしてみるのもありかもしれない。
早速マトリクスLEDを取り外してみた。
マトリクスLEDだけ外してみた pic.twitter.com/V6la1XUF30
— あきー (@akkkix) 2016年2月28日
CNとINとOUTの3個ポートがあるけど一体どうなってるんだ pic.twitter.com/cDWVPzmNFr
— あきー (@akkkix) 2016年2月28日
わからん。
とりあえずgoogle先生に聞いたらマトリクスLEDの制御にはダイナミック制御と言うものがあるらしい。
んで制御にはシフトレジスタが使われるとのこと。確かにマトリクスLEDの基板にはシフトレジスタ(TB62706)が使われていた。
入力端子に何を入れるか分からないとどうしようもないのでまたgoogle先生に聞いてみた。
基板の解析
なるほど、基板の解析ってそんなに難しくない?とりあえずやってみよう。
マトリクスLED基板の解析をしてまスゥゥゥゥ… pic.twitter.com/rW3NxJAtwv
— あきー (@akkkix) 2016年3月2日
ドライバ基板(?)とマトリクスLEDの本体を外して
どこに何入れるか大体分かった pic.twitter.com/v453NqYMEA
— あきー (@akkkix) 2016年3月3日
ICの役割を調べてひたすらパターンを追いました。かなり地道な作業でしたがとりあえずなんとかなった。
行の指定に3-8デコーダー(74HC238A)、一列の点灯パターンの指定に16ビットシフトレジスタ(TB62706)が使われているっぽい。
ここまで分かれば後は簡単でそれぞれのICの挙動を調べてarduino等で制御するだけ。
適当にプログラムかいて動かしてみた。
出発時期表示シリーズ pic.twitter.com/RRuvQciY4Q
— あきー (@akkkix) 2016年3月6日
動いた!!
多分続きます。